色をなめちゃいけないよ!
カラーマーケティングっていう言葉を知ってますか?
色を使ってユーザーからの印象を「思ってもらいたい目標」に誘導したり、物が売れやすくしたりするマーケティング手法です。
そんなカラーマーケティングのプロである、カラー&Webデザイン フォルトゥナの坂本さんがウェブ配色コーディネートカタログという本を出しました。
坂本さんといえば、ウェブ配色ツール Ver2.0も有名ですね。
「ウェブ上でもカラーの解説あるじゃん」と思うわけですが、その通りで、坂本さんのサイト以外でも以下のようなページがあったりします。
[参考]
配色パターンからWebデザインを考える | Webクリエイターボックス
50 Monochromatic Website Designs | Webdesigner Depot
が、デザインの参考には「パラパラ眺める」というのが結構重要だと個人的には思ってまして、この本を買いました。
美しいチェックですね。
分厚い!
カラー別に効果やサンプルが紹介されています。勉強になります。
「ライバルサイトは青や赤ばっかりなので、ミドリを選択して印象を変える」といった戦略があります。
本日リリースしたFBLkitは競合が青系ばかりだったので、あえて誰も使っていない紫をメインカラーに選びました。ウェブサービスのデザインって青系が多いんですよね。逆に紫はあまりないそうです。
私がこうした色の選び方を知ったのは5年位前に「坂本邦夫の「基礎からわかるホームページの配色」」で勉強したわけですが、それまで全く考えてなかった色の選び方で衝撃を受けたのを覚えています。
カラーでボタンをデザインするのも重要ですね。
そういえばダウンロードボタンはグリーンが若干効果が高いという調査結果もありましたね。
Firefox is Green « Blog of Metrics
テキストリンクの色も重要です。
テキストリンク色の変更で、70億円(!)を稼ぎだすことに成功したマイクロソフト – Feel Like A Fallinstar
というわけで、色について何も考えてないウェブ制作者には必見の本ですよ!
色について何も考えてないウェブ制作者は「ウェブ配色コーディネートカタログ」を読んどけ
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この記事を書いている人
あびるやすみつ
AbiStudio.com株式会社代表取締役。高知県いの町出身。ゲームのセガ、ダイエー系列会社のWebデザイナーを経て、2004年にメディア運営とECコンサルの会社を設立。『ランディングページの教科書』などを執筆。通販の売上アップについて探求しております。子供のお弁当を作ったり送り迎えをしながらリモートワーク中。もっと詳しいプロフィール