SEOの重鎮、住さんの早朝講義が神過ぎたので勝手にまとめました。
懇親会の場では、ちょっと面白い質問がいくつか出た。やっぱり現場のWebマスターさんたちは、余計な情報に踊らされて困ってることが多い、と実感した
たとえば「ドメイン名は短いもののほうが検索にかかりやすいか?」って質問も出た。そんなアホな、と思うけど、質問者はモヤモヤしていて明確な答えを知りたがっている様子。というのも、単なる都市伝説ってだけじゃなく、実際にWebを観察していると、現象としてそういう傾向が見られる、と
僕の回答は単純で「そんなの関係ない」。趣旨は次の二点。1. 短いドメイン名は運営歴が長いために被リンク資産やコンテンツ資産などが大きい傾向にあり、露出しやすいという現象が出るのではないか。 2. Googleの中の人がクエリとの一致度を計るのにドメインの長さを採用とかあり得ない
中にはもうちょっと深刻な質問もあった。リンクを買っている2社で、1社は効果がないので解約したものの被リンクを消してもらえない、というケース。もう1社は、中国語サイトなどからの被リンクを買って一定の効果が出ているが、継続すべきかどうか、というもの。どっちも割と難しい問題
解約しても変な被リンクを消してもらえないというケースでは、その被リンクはそのまま放っておいて、自前の被リンク構築をがんばるのが吉、と回答した。大量の変な被リンクのせいで強力なペナルティを受けているようなら(そういうケースはほとんどないけど)、新しくドメインを取り直すのもアリかも
中華リンクで結果が出ているというケースでは、もう契約しちゃってあるわけだし、結果が出ているうちは継続してもいいのでは、と回答した。ただし、いつまでもそんなものに頼ってはいられないのは明白なので、できるだけ早期に自前での被リンク構築に着手すべき、というのも申し添えた
あと面白かったのは、外部の会社にSEOを頼むにあたって、社長が無知すぎてサービスの善し悪しを判断できない、っていうのもあった。聞けばSEO商品はイニシャルと顧問料の二本立てで、金額的には高くも安くもない。サービス内容は不明。よく吟味し、費用対効果を考えて決めるといい、って話した
あとは定番の質問で、オフィシャルブログをどこに開設するか、というのもあった。外部の無料ブログを頑張って、そこから自社サイトにリンクすれば、自作自演的な被リンク構築になるんじゃないか、っていうのが悩んでる理由で、こういうことでモヤモヤしている人はすごく多い
被リンク構築を重視して考えるなら、ブログの置き場所は自サイトのドメイン内の一択でいい。外部ブログからいくらリンクを張っても、自サイトが受け取るのはみんな同じドメインからの被リンクになっちゃう。わざわざ自分から、被リンクのバリエーションを少なくすることを選ぶなんておかしな話だよね
SEOに関しては都市伝説っぽい気配の情報が大量に出回ってて、Webマスターさんたちは混乱してる。普通に考えればすぐわかるようなことでも、業者の嘘くさいセールストークとか、ネットで見かけた明らかなガセ情報とか、細かすぎて効果の見えにくい最新情報とかに惑わされて、モヤモヤしてしまう
アルゴリズムの隙を突いてサーチの裏をかこうとするから、変なモヤモヤが増えるんだと思う。僕だったら、超人的秀才が集まって日々開発してるGoogleの裏をかき続けることができるなんて思わない。Googleの中の人たちより自分のほうが賢いと思うなんてあり得ないと思うんだけどな…
まあ実際問題、わずかながらアルゴリズムの隙みたいなものはあるにはある。でもそれは、Googleの中の人は気付いてるし、隙を埋める方法も見つけてあるものの、単に処理能力的などのリソースの問題でいまはまだ未実装になっているってだけ、って考えるのが妥当。対策されない裏技はない
サーチを出し抜くことばかり考えている人や会社は、きっと取引先や顧客に対しても、どうやってうまいこと出し抜いてやろうか、みたいなことばかり考えているんだと思う。そういうメンタリティは、一般的にいって好ましいものではないし、周囲の人にも感づかれるものだ、って僕は思う
最後・・・キタコレ。
ちなみに、このまとめには10分くらいで作った自作ツールを使っています。
公開する予定は・・・今のところありません。
初めまして。偶然辿り着いた者です。
アフィリやDSを調べてると常に目に入る『月商100万円』『自動販売機』『儲かる~~』キャッチコピー。
うさん臭いなあと感じながら、その理由が釈然としなかった。
こちらの記事でインスピレーションを得られました。
アフィリサイトであること、DSサイトであることを隠しながら利益を得ようとしてる所に、潔さがない、利益をもたらしてくれる者にまで騙してる姿勢、それを「稼ぐ」という言葉でごまかしてるASP、DSP。
もしもDSにしても、ネットショップサイトともしもサイトとの境目は上級ショップになるほどスムーズに構築されてます。そしてその方が良しという印象操作。
果してそうなんでしょうか。
日を改めて、続きを書かせていただきます。