名著 『本気で稼ぐための「アフィリエイト」の真実とノウハウ』|WEBコンサル会社社長 Aryuのアレなブログで私の本をご紹介いただいたご縁で、著者の山田さんより献本御礼。
Yahoo!の検索がもうすぐGoogleに代わり、リスティングもGoogleになるというこの微妙なタイミングでの出版。この手の解説本では仕方ないですね。
ちょっと前に読んだ竹内さんの本と同じジャンルです。

この竹内さんの本を読んで、「印税は広告に使い切る」と約束した自分の本の広告をYahoo!リスティングやアドワーズに出している程度で、ほとんどがっつりとは使っていないし、リスティングで元が取れそうな商売のやり方を発見できていないので、素人に近い状態です。
ほとんどのアフィリエイトは利幅が薄いし、うちの名入れギフト.comという通販も利幅が薄い(待遇が良すぎてスタッフ人件費が高すぎるw)ので、多少試行錯誤してきたものの、あまり活用してきませんでした。
そもそも、私の場合は運営サイトが多数あって、SEOだけで十分いけてるよ、というのが大きいです。
目次。

■はじめに
最速で集客できる究極の手段
SEOにはない3つのメリット
2大検索エンジン対応でより大きな成果を
■第1章 最速で儲かるキーワードを見つけるには
自分で考えないほうがうまくいく
ライバルのホームページを分析する方法
キーワードを漏れなく拾う3つの方法
競争率を判断する3つのポイント
キーワードを整理するための15のカテゴリ
【コラム】「競争の激しいキーワード」がSEOとは違う3つの理由
キーワードはどのくらい設定すればいいの?
完全一致と部分一致、どちらで出すのが望ましいか?
■第2章 クリックされやすく、単価も安くなる広告文の秘密
感性をゆさぶるコピーはいらない
広告の品質を判断する4つのポイント
クリック率を上げる一番かんたんなポイントとは
お客さんの気持ちをそそる4つのパターン
リンク先のホームページで施したい3つの工夫
■第3章 ひとつ上の成果を出すための「キーワード×広告文」管理術
広告文を工夫しても品質スコアが上がらない理由
第一歩は「1グループ、1広告文」から
細かく分けるほどクリック率は上がる
【コラム】キーワードの自動挿入機能について
最小限の方法でグループ分けするには
「本気広告グループ」でラクに成果をたたき出そう
管理を効率化する3つのキャンペーン分類法
■第4章 “ムダ”を最小限に抑える予算設定の極意
そもそも「ムダな広告費」とは?
ムダを判定する3つのステップ 競争が少ないキーワードほど高額に
広告費をケチると、かえって損をする
予算の上限を決めてはいけない
損切りの2つの基準
■第5章 利益をもっと増やすためのレポート分析術
カイゼンの第一歩 Yahooでチェックするべきたった2つのポイント
シンプルで使いやすいGoogleアドワーズのレポートの作り方
少ない金額で売れるキーワードを見つけるには
売れないキーワードを判断するには
これから売れそうなキーワードを発掘するには
広告パフォーマンスを上げる2つのポイント
アクセス解析でひとつ上のコンバージョンを狙う
異なる表示、どれを信じればいいか?
流入元ごとにデータを区別する 「直帰率」と「ページ閲覧数」に注目
リスティング広告同士、SEO vs リスティング広告の比較で有力メディアが見えてくる 売上につながらないキーワードを除外する
キーワードの取りこぼしを防ぐには
【コラム】サイトの売上の変化をより正しく把握するには
■第6章 検索されなくても集客するには
 ~ディスプレイネットワーク広告
検索されなくても集客できる テストの量が成否を分ける
第一歩はキーワード広告とキャンペーンを分けることから
ターゲットを絞ってグループをつくる
レポートでさらなる成果を
費用対効果を極限まで高めるには
成績の良いページに集中して成果を倍増!
注意すべき3つのこと
ビジュアルを駆使した広告を出すには
【コラム】Googleアドセンスっていったいいくら儲かるの?
■第7章 パソコンが使われない時間でも集客するには
 ~ケータイ広告 ケータイにとりくむ3つのメリット
【コラム】なぜ企業がモバイル対応しないのか? パソコンに
パソコンにはない3つの問題
Yahoo!とGoogle、3つの違い
2大検索エンジン×3キャリアで集客ラインを複数確保
「地域名+キーワード」をねらえ
ケータイならではのランディングページの注意点
■第8章 リスティング広告でSEOを強化する方法
相場のないSEOに値段をつけられる
カギとなるのは「費用対効果はそこまでたかくないけどコンバージョン数が多いキーワード」
SEOで上位表示されてもリスティング広告はやめない
「競争率」と「分散率」で方針を変える
良いサイトを作っても、自然に順位が上がるわけがない
■第9章 それでも広告費が赤字になる場合はどうする?
それでも赤字になる4つの理由
1.ライバルの方が広告費をかけている
2.ホームページのデザイン、コンテンツが稚拙
3.商品やサービスの価格・品質に問題がある
4.ライバル会社に荒らしがいる
■付録
1.Yahoo!リスティング広告で出稿するには
2.Googleアドワーズで出稿するには
3.2大検索エンジンの違いをふまえてひとつ上の成果をねらうには
4.リスティング広告によくある10の疑問

で、今回またリスティングの本を読んだわけですが、Googleの情報商材対策を知り、「おお!具体的に動いている!」と感動がありました。
情報商材にありがちな長いページはSEMで不利らしいです。
Googleアドワーズ&Yahoo!リスティング広告 最速集客術 ~SEMの極意
全体的な感想。
「自分はリスティング最適化作業に向いていない」という事がよく分かった内容でした。
というのも、リスティング最適化というのはひたすらデータ解析なのですね。
それがユーザー行動であり、大切なのは重々承知しているのですが、私の場合は自分の思想に沿った仕事じゃないと楽しくできないので、「データは分かった。でも最適化の判断は自分が決断する。」というワガママは譲れないのです。
参考:[N] Googleのデザイン責任者がTwitterに入社
このあたりは、ユーザーをデータでしか見ないか、データは参考情報としてユーザーを人として見るか、の違いかなーと思います。
前者は誰がやっても同じ。後者はプロデューサーの力量が問われるんですね。
そういう意味では前者の方が確実ですが、私のようなクリエイター思考の人間にはつまらない仕事だと感じてしまうんです。
GoogleがBuzzとかで成功しないのは、ユーザーをデータでしか見ないからじゃないかな、と思ってみたり。
総評としては、SEMの具体的方法が分かりやすく載った、いい本だと思いましたよ!
リスティングで悩んでる人にはお勧めできる本でした。